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位置情報と地図

アイテムに緯度・経度を持たせて、地図の上で探せます。

位置情報はアイテムのメタデータ(緯度・経度)で、タグとは独立しています。 写真だけでなく、どのファイル種別にも付けられます。

位置情報を付ける

画像から自動で

画像を取り込むとき、EXIF の GPS 情報から自動で抽出して保存します。 スマートフォンで撮った写真は、たいていそのまま地図に載ります。

手動で入力する

Inspector の 「位置情報」欄に 緯度, 経度 の形式で入力します。

35.6812, 139.7671
  • Enter で確定
  • 空にして確定すると削除

Google マップなどからコピペできる形式をそのまま受け付けます。

地図の上で指定する

  1. グリッドでアイテムを選択する
  2. 地図ビューに切り替える
  3. 地図を右クリック → 「選択中のアイテムをここに配置」

Inspector から地図で指定する

位置情報のないアイテムでは、Inspector の「位置情報」の右端に 「位置情報を設定」 が 出ます。押すと、そのアイテムを選んだまま地図ビューに切り替わります (位置情報があるときは、同じ場所に「地図で表示」が出ます)。

  1. 「位置情報を設定」を押す
  2. 必要なら右上の場所検索で近くへ移動する
  3. 置きたい場所をクリックする

  4. 地図の上部に「「名前」を置く場所をクリック」と出ている間は、クリックした場所に置かれます

  5. やめるときは 「やめる」 か Esc
  6. ノートを編集中に押した場合は、置いたら(やめたら)そのノートの編集に戻ります。 書きながら場所を付けたいときに使えます
  7. 違う場所に置いたときは、「地図で表示」から地図を右クリックして置き直すか、欄を直接書き換えてください

位置情報のないアイテムを探す

地図ビューの左下に「位置情報なし N 件」ボタンがあります。押すとグリッド表示に切り替わり、 位置情報を持たないアイテムだけが表示された状態で全部が選択されます。 GPS の無い写真に、後から場所を付けていくときの入口です。

  1. 地図ビューで 「位置情報なし N 件」 を押す
  2. グリッドで、置きたいアイテムに選択を絞る(全部を同じ場所に置くならそのまま)
  3. 地図ビューに戻り、地図を右クリック → 「選択中のアイテムをここに配置」

  4. N はいまの絞り込み(タグ・種別・検索)に従って数えます。サイドバーで「画像」を 選んでから見ると、画像のうち位置情報のないものの件数になります。 押した後にサイドバーで種別やタグを選んで、さらに絞ることもできます

  5. 配置すると N は減ります。0 件になるとボタンは押せない表示になります
  6. ツールバーに出る「位置情報なしで選択中」のチップの × を押すと、元の一覧に戻ります
  7. この絞り込みが掛かったまま地図に戻っても、ピンはいつもどおり表示されます (置いたばかりのアイテムもすぐ地図に出ます)
  8. コマンドパレットの「位置情報のないアイテムを表示」でも同じ操作ができます

全部が選択された状態です

押した直後は N 件すべてが選択されています。そのまま地図で「ここに配置」を選ぶと、 N 件がすべて同じ場所に置かれます。間違えたときは Cmd+Z / Ctrl+Z で戻せます。

複数アイテムへ一括で

複数選択すると Inspector に 「位置情報 (一括)」欄が出ます。 選択中の全アイテムに同じ座標をまとめて設定 / 削除できます。

全員が同じ座標なら初期表示され、バラバラなら空欄になります。

位置情報を消す

3 通りあります。

方法 対象 Cmd+Z で戻せるか
Inspector の「位置情報」欄を空にして Enter 1 件 ✅
Inspector の「位置情報 (一括)」欄を空にして確定 選択中の全件 ✅
地図のピンを右クリック → 「位置情報を削除」 そのピン 1 件 ✅

3 つめは、地図を見ていて「これは違う場所に付いている」と気づいたときに、 一覧へ戻らずその場で外せます。

地図の上での操作も元に戻せます

ピンの右クリックの「位置情報を削除」も、地図の右クリックの 「選択中のアイテムをここに配置」も、Cmd+Z / Ctrl+Z の履歴に入ります。 押すと変更前の座標に戻ります。

地図ビュー

ツールバーの表示切替の 4 つめ(ピンのアイコン)です。

  • 現在のフィルタ(タグ・検索・種別)に一致し、かつ位置情報を持つアイテムだけを ピンで表示します
  • ピンの縁の色は先頭タグの所属グループ色を継承します
  • 初回表示はピン全体が収まる範囲に自動ズームします。ピンが 0 件なら日本全体を表示します

重なったピンはまとまります

同じ場所で撮った写真がたくさんあると、ピンは重なって 1 つに見えてしまいます。 Melanite は画面の上で重なるピンを 1 つの丸にまとめ、中に件数を書きます。

丸をクリックすると、中身が収まるところまで地図が寄って、まとまりがほどけます。 「この街に 128 枚ある」→ クリック → 「駅前に 40 枚、公園に 60 枚」というふうに 辿っていけます。

  • まとめる基準は画面の上での近さです。拡大すれば同じ 2 枚が離れて、自然にほどけます
  • 地図をドラッグしてもまとまりの切れ目は動きません(変わるのは拡大・縮小のときだけ)
  • まったく同じ場所にあるもの(「選択中のアイテムをここに配置」でまとめて付けた 場合など)は、拡大しても割れません。この丸を押すと、中身の一覧が出ます。 一覧から 1 件選ぶとそのアイテムの吹き出しに変わり、「← 一覧へ」で戻れます (件数が多いときは先頭 30 件まで。残りは右クリックの「N 件を選択」で辿れます)
  • 丸を右クリックすると「このまとまりの N 件を選択」が出ます。押すとグリッド表示に 切り替わり、その N 件だけが表示された状態で全部が選択されます。 そのまま Inspector で一括タグ付けなどができます。 カレンダーの「この N 件を選択」と同じ仕組みで、ツールバーに出るチップの × を押すと元の一覧に戻ります

ピンとまとまりは同じ丸です

1 件のピンもまとまりも、同じ大きさ・同じ地色の丸で描かれます。 違うのは中身(1 件はピンの絵、まとまりは件数)と縁の色 (1 件はタグの色、まとまりはアクセント色)だけです。

選択したアイテムの位置へ飛ぶ

位置情報を持つアイテムを 1 件選択すると、Inspector の「位置情報」見出しの横に 「地図で表示」 ボタンが出ます。押すと、その座標を中心に地図ビューが開きます。

「この写真、どこで撮ったんだっけ」をワンクリックで確かめられます。

ピンから辿る

ピンをクリックするとポップアップが出ます(ファイル名 + サムネイル + ボタン 2 つ)。

「プレビュー」 を押すと、地図を離れずにその場で大きく表示します(クイックプレビュー)。 「この写真で合っているか」を地図を見ながら確かめられます。 Esc か Space で閉じると、地図の同じ位置に戻ります。 ピンには前後という並びが無いので、地図から開いたプレビューでは Left Right の 前後送りはありません(グリッド / リストから開いたときは使えます)。

Space でも開けます

ピンをクリックして選択した状態で Space を押しても、同じプレビューが開きます。 グリッドやリストでの Space と同じ操作です。

もう一方のボタンは、リンクのジャンプと同じ動作です。

種別 動作
ノート エディタで開く
それ以外 グリッドに切り替え、そのアイテムだけを表示して選択

外部アプリは起動しません。

場所を検索する

地図の右上の検索ボックスに、地名・駅名・スポット名を入れて Enter を押します。

  • 候補が最大 5 件出ます
  • 地名は設定 → 外観の言語(日本語 / English)で表示されます
  • 選ぶとその場所へ地図が移動します(エリアなら全体が収まる範囲、地点はズーム 15)
  • ピンの絞り込みには影響しません。地図を動かすだけです

検索文字列は外部へ送られます

地名から座標を調べるために、入力した文字列を OpenStreetMap の地名検索 (Nominatim)へ送ります。Enter を押したときだけ送られ、入力の途中では 通信しません。人に知られたくない住所を調べる場合は、検索を使わず地図を 直接動かしてください。

→ プライバシー

キーボードで動かす

地図ビューに切り替えると地図がすぐキー操作を受け付ける状態になります。 マウスに持ち替えなくても、そのまま次のキーが使えます。

キー 動作
Up Down Left Right 地図を移動
Shift + 矢印 大きく移動(3 倍)
+ / - ズームイン / ズームアウト
Shift + + / - 3 段ずつズーム
Esc ピンのポップアップを閉じる

Esc で、いつでも地図の操作に戻れます。 場所検索ボックスに入力した後だけでなく、 サイドバーでタグを選んだ後や Inspector に入力した後でも、Esc を押せば 地図にフォーカスが戻り、そのまま矢印キーで動かせます (グリッド / リストで Esc がファイル一覧に戻るのと同じ考え方です)。

地図とオフライン

地図の背景タイルは、オンラインの OpenStreetMap を使います。

地図機能は、Melanite が外部と通信する数少ない場面のひとつです(ほかは URL からの取り込み)。送られるのは見ている地図の範囲だけで、 ピンの座標や写真そのものが外部へ出ることはありません。 → プライバシー

オフラインのときは地図の背景が表示されないだけで、ピンの座標データもアプリ本体の動作にも 影響はありません。

一度表示した地図はパソコンの中(OS のキャッシュ領域)に残ります。そのため、

  • 同じ範囲を開き直したときの表示が速くなります
  • 一度見た範囲は、オフラインでもそのまま地図が出ます

キャッシュはライブラリフォルダの外に置かれるので、ライブラリのバックアップやサイズには 影響しません。古いものから自動で整理されるので、消す操作は要りません。

撮影日時との組み合わせ

設定 →「取り込み」タブで「EXIF 撮影日時を更新日時に反映する」を ON にすると、 写真が撮影日でカレンダーに並びます。

地図で「どこで撮ったか」、カレンダーで「いつ撮ったか」、タグで「何の写真か」という 3 つの軸で同じライブラリを見られます。