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ファイルを取り込む

Melanite はファイルをライブラリフォルダにコピーして取り込みます(Eagle と同じ方式)。 取り込んだあとは、元のファイルを移動しても削除しても影響を受けません。

取り込みの方法

ドラッグ&ドロップ

ウィンドウのどこにでもファイルをドロップします。複数まとめてドロップできます。 ドロップオーバーレイが出たら離してください。

フォルダごと取り込む

フォルダもそのままドロップできます。 中のファイルが再帰的に取り込まれ、 通ってきたフォルダ名がタグとして付きます

たとえば 写真/2024/沖縄/海.jpg を含むフォルダ「写真」をドロップすると、 海.jpg に「写真」「2024」「沖縄」の 3 つのタグが付きます。

  • 隠しファイル・隠しフォルダ(.DS_Store.git など)とショートカット (シンボリックリンク)は取り込みません
  • タグの付け方は設定 →「取り込み」タブ →「フォルダを取り込むとき」で選べます

    選択 上の例で付くタグ
    全階層をタグにする(既定) 写真, 2024, 沖縄
    直前のフォルダ名だけをタグにする 沖縄
    タグを付けない (なし)
  • ダイアログから選ぶときは、コマンドパレット(Cmd+Shift+P / Ctrl+Shift+P)の 「フォルダを取り込み…」を使います

ライブラリの中にフォルダは作られません

Melanite はフォルダ階層を持ちません。フォルダ名のタグ化は取り込むときの一方向の変換で、 フォルダで整理してきたものをタグ管理へ持ち込むための入口です。 取り込んだ後は、他のアイテムとまったく同じようにタグで扱えます。

ファイル選択ダイアログ

何も選択していないときの Inspector にある 「取り込み…」 ボタンから選びます。

新規ノートを作る

Cmd+N / Ctrl+N で名前を入力して新規 Markdown ノートを作り、すぐエディタに入ります。 → ノートを書く

クリップボードから貼り付け

一覧を表示している状態で Cmd+V / Ctrl+V を押すと、クリップボードの内容を取り込みます。

クリップボードの中身 結果
画像 貼り付け <日時>.png として取り込む
URL 文字列 ダウンロードして取り込む(上限 100MB)

ファイル名は URL の末尾から、決まらなければ Content-Type から決定します。

Note

検索ボックスなどの入力欄やエディタにフォーカスがあるときは、通常のペーストとして動作します。

取り込み時に起きること

タグの自動付与

タグで絞り込んでいる最中に取り込むと、そのタグが自動で付きます。 「A社」で絞り込みながら作業しているときに資料をドロップすれば、「A社」タグ付きで入ります。

取り込み後のトースト

取り込み直後に「n 件を取り込みました [タグを付ける]」というトーストが出ます。 「タグを付ける」を押すと、取り込んだアイテムへの一括タグダイアログが開きます。

重複検出

ファイルの内容のハッシュ(BLAKE3)が既存アイテムと一致した場合、そのファイルは 自動的にスキップされます(取り込まれません)。

結果はトーストに「n 件を取り込み、m 件をスキップしました (同じ内容のファイル…)」と出ます。

判定は内容なので、ファイル名が違っても中身が同じならスキップされます。逆に、 同じ名前でも中身が違えば両方取り込まれます。

同じ内容をあえて 2 つ入れることはできません

スキップするか複製するかを選ぶ UI はありません。同じ内容のファイルは ライブラリに 1 つだけ、という前提です。

別のライブラリからの移行などで既に重複が入ってしまった場合は、 整合性チェックで見つけて整理できます → ライブラリ

サムネイル生成

取り込みの後、バックグラウンドでサムネイルが生成されます。大量に取り込んだ直後は 順次埋まっていきます。

サムネイルを作り直す

アイテムを選んで右クリック →「サムネイルを更新」(複数選択で一括、 コマンドパレットからも実行できます)。

すでにあるサムネイルも、過去に生成に失敗したものも、必ず作り直します。 次のようなときに使ってください。

  • 実体ファイルを外部のアプリで編集して、見た目が変わった
  • 生成に失敗していた(パスワードを外した PDF を差し替えた後など)

生成は同じくバックグラウンドで進み、進捗と完了はツールバー右側に出ます。 サムネイルを持てない種別(ドキュメント・その他など)を選んだときは、その旨が通知されます。

整合性チェックとの違い

整合性チェックが作るのは、サムネイルがまだ無いものだけです。 過去に生成に失敗したものは自動では再試行されません(繰り返し失敗して時間を使うためです)。 レポートにスキップ件数が出るので、再試行したいときはこの「サムネイルを更新」を使います。

画像の EXIF

画像を取り込むとき、EXIF から次の情報を読みます。

  • GPS 情報 → 位置情報として自動保存(位置情報と地図)
  • Orientation → サムネイルを正立させる(実体は書き換えません)
  • 撮影日時 (DateTimeOriginal) → 設定によりファイルの日時に反映(下記)

取り込み時の日時

アイテムには 3 つの日時があります。

日時 既定の元
作成日時 元ファイルの作成日時 (btime)
更新日時 元ファイルの更新日時 (mtime)
追加日時 Melanite に取り込んだ日時

画像に EXIF 撮影日時があるとき、作成日時 / 更新日時を撮影日時で上書きするか設定 →「取り込み」タブでそれぞれ選べます(既定はどちらも OFF)。

ON にすると、写真が「撮影した日」でカレンダーに並び、更新日時順の並びでも撮影順になります。 スキャンした写真の取り込みなど、ファイルの mtime に意味がないケースで有効です。

設定を OFF のまま取り込んでしまった写真も、後から反映できます (下記「撮影日時を後から反映する」)。

対応するファイル種別

どんな拡張子でも取り込めます。 種別ごとに扱いが変わります。

種別 拡張子の例 できること
ノート .md アプリ内編集、本文の全文検索、カードに冒頭プレビュー
テキスト .txt など アプリ内編集(プレビューなし)、カードに冒頭プレビュー。本文は検索対象外
画像 .png .jpg .gif .webp .svg .avif など サムネイル、アプリ内プレビュー(原寸表示)
動画 .mp4 .mov .m4v .avi .mkv .webm macOS は代表フレームのサムネイル、アプリ内再生
音声 .mp3 .m4a .wav .flac .aac .ogg .opus .aiff macOS は埋め込みアートワークのサムネイル、アプリ内再生
PDF .pdf 1 ページ目のサムネイル、アプリ内で原本を表示(Space)、外部アプリで開く
ドキュメント .docx .xlsx .pptx など アイコン表示、外部アプリで開く
その他 任意 アイコン表示、外部アプリで開く

動画・音声の再生について

クイックプレビュー(Space)での再生は、OS の WebView が対応するコーデックに限られます。 再生できない場合は外部アプリで開いてください(既定の動作も外部アプリです)。

音声はサイドバーの種別「音声」で絞り込めます。アートワークを持つファイルは macOS でジャケット画像がサムネイルになり、クイックプレビューにも表示されます。

監視フォルダ(自動取り込み)

設定 →「取り込み」タブ →「フォルダを追加…」で登録したフォルダに置かれたファイルを、 自動でライブラリに取り込みます。監視フォルダは受け皿として動きます: ファイルを置くと数秒以内に取り込まれ、取り込めたファイルはフォルダから削除されます

  • フォルダにあるファイルはすべて取り込み対象です(取り込み済みかどうかは覚えていません)
  • サブフォルダごと置いても取り込みます。 フォルダ名はドラッグ&ドロップと同じ規則でタグになり、 空になったサブフォルダは片付けられます(監視フォルダ自身の名前はタグになりません)
  • フォルダごとに付与するタグをカンマ区切りで指定できます(例: スクショ, 仕事)
  • コピー中のファイルは、書き込みが終わってから取り込まれます(途中の状態では取り込みません)
  • 隠しファイル(.DS_Store 等)とダウンロード中の一時ファイルは対象外です
  • 取り込めなかったファイルはフォルダに残ります(同じ内容のファイルが既にライブラリにある場合など)。 件数をトーストでお知らせするので、中身を確かめて手で片付けてください
  • 監視フォルダが見つからないとき(外付けドライブが未接続、フォルダを消したなど)は、 「監視フォルダを開けません」とお知らせするだけで何もしません。他の監視フォルダの取り込みは続きます。 そのフォルダがまた開けるようになれば、自動で取り込みが再開されます

元のファイルは残りません

取り込みに成功したファイルは監視フォルダから削除されます(実体はライブラリの中に入ります)。 原本をフォルダに置いたままにしたい場合は、監視フォルダではなくドラッグ&ドロップで取り込んでください。

この設定は端末ごとです

監視フォルダの設定は、ライブラリの中ではなくその端末のアプリ設定に保存されます (フォルダのパスは端末ごとに違うため)。 ライブラリをクラウド同期などで複数の端末から使っていても設定は共有されず、 登録していない端末では自動取り込みは動きません。使いたい端末ごとに登録してください。

なお、クラウド同期しているフォルダ(Dropbox 等)を複数の端末から同時に監視するのは避けてください。 先に取り込んだ端末がファイルを削除し、その削除が他の端末へ伝わるため、動きが読みにくくなります。 監視フォルダはスクリーンショットの保存先のような、その端末のローカルフォルダに向けるのが確実です。

使いどころ

スクリーンショットの保存先やブラウザのダウンロードフォルダを登録しておくと、 保存するだけでライブラリに入り、フォルダは散らかりません。

取り込んだ後の操作

リネーム

Inspector のファイル名を書き換えます。実体のファイル名もそのまま変わります(拡張子は変えられません)。

F2 を押すと、ファイル名欄にフォーカスが移り名前が全選択されるので、 そのまま打ち直して Enter で確定できます (→ キーボードショートカット)。

名前の一括変更

複数のアイテムを選んで右クリック →「N 件の名前を一括変更…」、 または F2(複数選択しているときは一括変更が開きます)。

項目 内容
検索する文字列 / 置換後 表示名の中の文字を置き換えます(例: IMG_ → 空)
先頭 / 末尾に付ける 前後に文字を足します
連番を付ける 一覧の並び順で番号を振ります(開始番号・桁数・位置を指定)

適用前に「どう変わるか」がプレビューされます。実体のファイル名も一緒に変わります (拡張子はそのまま)。間違えたら Cmd+Z / Ctrl+Z で元に戻せます。

削除(2 段階)

  1. Del または Cmd+Backspaceゴミ箱へ移動(Sidebar の「ゴミ箱」に入る)
  2. ゴミ箱を開いて「完全削除」で実体ごと消える

ゴミ箱にある間はリンクも保持されます。完全削除するとリンクも消えます。

外部アプリで開く

  • Enter — ノートはエディタ、それ以外は外部アプリで開く
  • Inspector の「外部アプリで開く」ボタン
  • 右クリックメニューから、アプリを選んで開く

拡張子ごとの既定(内部エディタ / OS 標準 / 特定のアプリ)は 設定 →「ファイルを開く」タブで設定できます。

複数選択でもまとめて開けます。 右クリックメニューの 「N 件を開く」(それぞれの既定で開く) と 「N 件を他のプログラムで開く…」(選んだ 1 つのアプリで全部開く)です。

  • ファイルの数だけアプリが起動するので、10 件を超えるときは確認が入ります
  • 内部エディタで開く設定のファイルは、エディタに 1 件しか出せないため 先頭の 1 件だけが開きます(残りは通知でお知らせします)

Finder / エクスプローラーで表示

Inspector の「表示」ボタン、または右クリックメニューから、実体ファイルの場所を開きます。

撮影日時を後から反映する

取り込み時の設定が OFF だった写真でも、後から EXIF の撮影日時を日時に反映できます。

  1. 対象の画像を選ぶ(複数選択で一括)
  2. 右クリック → 「EXIF の撮影日時を作成日時に反映」 または 「…を更新日時に反映」

  3. 対象は画像だけです。選択に画像が含まれないときはメニューに出ません

  4. 撮影日時 (DateTimeOriginal) を持たない画像は飛ばされ、件数が通知に出ます
  5. 更新日時に反映すると、実体ファイルの更新日時も同じ日時に揃います (取り込み時の反映と同じ扱い。こうしないと次回のスキャンで元に戻ってしまうため)
  6. 間違えたときは Cmd+Z / Ctrl+Z で元の日時に戻せます

作成日時と更新日時のどちらに入れるか

カレンダービューも並び替えも、作成日時 / 更新日時のどちらでも切り替えられます。 普段使っているほうに合わせて選んでください。両方に入れたいときは、 メニューを 2 回(作成日時 → 更新日時)実行します。

共有(macOS のみ)

右クリック →「共有…」 で、macOS の共有シートが右クリックした位置に開きます。 メールに添付する、メッセージで送る、AirDrop で渡す、ショートカットに流す、といった 送り先が並びます(一覧の中身は macOS のシステム設定「共有機能拡張」で変えられます)。

  • 複数選択で一括。選んだアイテムがまとめて添付されます
  • 渡すのはリンクではなくファイルの実体なので、そのままメールに添付されます
  • 送り先を選んだあとの操作は macOS 側で完結します(Melanite には何も残りません)

Windows では出ません

Windows の共有機能はストアアプリ向けで、メールソフトへの添付にはほとんど使えません。 Windows では「書き出し」でいったん取り出してから添付してください。

書き出し

右クリックメニューから、ライブラリの外へファイルをコピーできます。

メニュー 出るもの
書き出し… 選んだフォルダへファイルをそのままコピー
ZIPで書き出し… 選んだアイテムを 1 つの ZIP にまとめて保存

「ZIPで書き出し…」は保存ダイアログでファイル名と場所を決めます(既定は 書き出し 日付.zip)。メールに何件も添付したいとき、まとめて誰かに渡したいときに便利です。

  • 書庫の中でファイル名が重なったら「名前 (2).拡張子」のように連番が付きます
  • タグ・メモ・リンクは書庫には入りません(ファイルの実体だけです)。 メタデータごと移したいときは「別のライブラリへ移動」を使ってください
  • 写真・動画・Office ファイルなどすでに圧縮されている形式は圧縮せずに格納します (時間をかけても小さくならないため)。ZIP のサイズが元とあまり変わらないのは正常です

別のライブラリへ移動する

複数のライブラリを使い分けていて「これはあっちのライブラリだった」というときは、 アイテムをメタデータごと引っ越せます。

  1. 移動したいアイテムを選ぶ(複数選択できます)
  2. 右クリック →「別のライブラリへ移動…」(コマンドパレットからも実行できます)
  3. 移動先の .melanite フォルダを選び、確認ダイアログで「はい」

一緒に移るもの:

  • タグ(名前で照合します。移動先に同じ名前のタグが無ければ作られ、 所属グループと色も引き継がれます)
  • メモ・位置情報・お気に入り・作成日時 / 更新日時・サムネイル

注意する点:

  • 移動対象に入っていない相手へのリンクは失われます。 リンクを保ちたいアイテムは 一緒に選んで移動してください
  • 移動先に同じ内容のアイテムが既にあるものは移動しません(件数をお知らせします)
  • ゴミ箱の中のアイテムは移動できません

取り違えても戻せます

移動元のアイテムは完全削除されず、そのライブラリのゴミ箱に入ります。 間違えたときはゴミ箱から復元し、移動先のほうを消してください。

移動先のライブラリは閉じておいてください

移動先が別のウィンドウ・別のマシンで開かれていると、書き込めずエラーになります (ライブラリを 2 つのプロセスから同時に触らないための仕組みです)。