同期しない。パックを手で運ぶ。
Viewerはパソコンのライブラリフォルダを直接開きません。本体が書き出した持ち出しパックだけを読みます。 アカウントもサーバーも介さないので、「スマホで見るために、どこかへ預ける」必要がありません。
本体で書き出す
設定タブから、ライブラリを .melanitepack として書き出します。中身は DB のスナップショット・ノート本文・サムネイル。
置き場所を決める
iCloud Drive や Google Drive などの同期フォルダ、あるいはケーブルや AirDrop。一度決めれば、以降は「更新」を押すだけで同じ場所が新しくなります。
Viewer で開く
iPhone / iPad は「ファイル」App から、Android はフォルダの選択画面か、ケーブルでアプリのフォルダへ置いて選びます。中身は端末のアプリ内へ展開され、以降 Viewer が読むのはその複製だけです。
新しくなったら知らせる
元のパックが更新されると「新しい版があります」と出るだけ。取り込み直すかはあなたが決めます。見ている一覧が勝手に入れ替わることはありません。
2回目からは差分だけ。更新で書き直すのは束ねた1ファイルとサムネイルの変更分だけなので、
10 万アイテムのライブラリでも数秒で終わります。パックはただのフォルダで、中の ZIP を
展開すればノートの .md が、隣のフォルダにはサムネイルがそのまま入っています —
Viewer をやめても、中身は取り出せます。
Android ではパックを端末の中に置くのがおすすめです。 クラウドのフォルダを直接選ぶと、サムネイルを 1 枚出すたびにクラウドへ取りに行くため一覧が遅くなります。 同期アプリでクラウドから端末の中へ片方向に写しておけば、新しい版の知らせも同じように届きます (手順)。
同じ絞り込みを、4つの見せ方で
検索語・タグ・日付の条件はタブをまたいで1つ。切り替えても、絞り込みはそのまま残ります。
グリッド
サムネイル中心のブラウズ。10万アイテムでも仮想スクロールで滑らかに動きます。
リスト
名前・種別・タグ・サイズ・日時の一覧。並び替えは基準と昇順・降順を別々に選べます。
カレンダー
日ごとの件数を月グリッドで。日を選ぶとその日に、メニューから月まるごとに絞り込みます。年月はドラムロールで飛べ、デイリーノートのある日には印が付いて、そこから開けます。
地図
位置情報のあるアイテムをピンで表示し、近いものはまとめます。まとまりを長押しすればその中身だけに絞り込み。住所や施設名で場所を探して寄れます。現在地は使いません。
大きな画面では横に広げます。 iPad ではタブのバーを上へ、絞り込みをサイドバーとして横に。 Android のタブレットや折りたたみ端末を広げたときは、タブを画面の横に縦に並べます。 スマートフォンではバーは下、絞り込みはシートで出ます。
本体で検索できるものは、ここでも同じ
検索の規則は本体からそのまま移植しています。 「パソコンでは出るのに、スマホでは出ない」を作らないことが設計の条件でした。 iPhone / iPad 版と Android 版も同じ規則と同じ試験で揃えていて、同じパックはどちらでも同じに見えます。
全文検索
ノート本文・ファイル名・メモを横断。空白区切りの語は AND で効き、日本語も形態素解析なしでヒットします。ヒット箇所はスニペットで表示し、グリッドのカードにもノートの冒頭や一致箇所が出ます。
タグで絞り込む
複数タグは常に AND。タググループの「どれか」でまとめて絞ることも、タグ名で絞り込む入力欄から探すこともできます。詳細の「このタグで検索」なら、そのアイテムの仲間がすぐ並びます。
ノートを読む
Markdown を整形して表示。フロントマターは表に、==ハイライト== やコールアウトも本体と同じ見え方です。ソース表示への切り替え、見出しの一覧からのジャンプ、本文の選択とコピーも。編集手段は置いていません。
スライドとして映す
--- で区切ったノートを、本体と同じ区切りの規則・同じ割り付けで全画面のスライドにします。打ち合わせ先で、スマホやタブレットからそのまま見せられます。
リンクとバックリンク
アイテム同士のリンクをたどり、逆引きも表示。設定でオンにすれば 2 ホップ先 (リンク先のさらに先) もまとめて出します。それぞれのまとまりは「N 件を選択」で一覧に絞り込めます。
スマートフィルタとお気に入り
本体で作った条件をそのまま適用。解釈できない条件が 1 つでもあれば、黙って広い結果を出さずに理由を表示します。
サムネイルと詳細
名前・種別・サイズ・日時・タグ・メモを読み取り専用で。サムネイルは押すと全画面になり、ピンチで拡大して細部を確かめられます。タグを押せば、その条件を足して一覧へ戻ります。
HTML ファイルも読める
保存した .html をページとして表示します。スクリプトは設定に関わらず動かさず、外部の画像やスタイルも既定では読み込みません。
ファイルの実体はパックに入りません。 パックに入るのはノートの本文とサムネイル、そしてDBです。 写真・PDF・動画はサムネイルと詳細で確かめる形になります (数GBのライブラリを丸ごと端末へ持ち込まないための割り切りです)。
できることが少ない、という安心
Viewerは「読むだけ」を機能で我慢するのではなく、そもそも持っていないことで守っています。
書き込む機能がない
取り込み・リネーム・タグ付け・メモ・削除・ノート編集の経路が1つもありません。できるのは、端末に入れたパックの複製を消すことだけです。
アカウントも収集もない
サインアップもログインもなく、あなたを識別するIDを持ちません。解析・テレメトリ・クラッシュレポートの仕組みも入っていません。
通信できる部品を持たない
iPhone / iPad 版は外部ライブラリが 0 個。Android 版も OS の部品 (AndroidX) と SQLite だけで、例外は地図の Google マップ 1 つです。混入は試験で落とします。「勝手に通信する部品」が入り込む隙間を、構造として持たないためです。
ライブラリに触れない
パソコンのライブラリフォルダを開く経路がありません。読むのは端末上の複製だけなので、元のライブラリがViewerのせいで変わることはありません。
外に出るのは、この2つだけ
どちらも OS の機能 (Android の地図は Google Play 開発者サービス) が取りに行くもので、 Viewer は任意の URL を叩く仕組み (HTTP クライアント) 自体を持っていません。 どちらの場合もパックの中身 — ファイル名・タグ・ノート本文・サムネイル — は送られません。
Android: Google (Google マップと端末の場所検索)
地図タブを開かず、リモートの画像・スタイルを有効にしなければ、Viewer は一度も外へ出ません。
現在地は使わないので、位置情報の許可を求めることもありません (Android 版は位置情報の権限そのものを持っていません)。
場所の検索は、キーボードの「検索」で確定したときだけ送ります。
Android 版の地図について: Google マップの部品は、地図を表示しているあいだ端末の情報や IP アドレスなどを Google へ送ります。
Viewer が集めるものではなく、パックの中身も含まれません。
詳しくはプライバシーの説明をご覧ください。
仕様
- 対応 OS
- iOS 17 以降 / iPadOS 17 以降 / Android 8.0 以降 (地図タブは Google Play 開発者サービスのある端末で)
- 必要なもの
- パソコン版 Melanite (パックの書き出し元)。サンプルパックを同梱しているので、本体がなくても中身を試せます
- できること
- 閲覧のみ。書き込み機能はありません (端末上のパックの削除を除く)
- 読み込む形式
- 持ち出しパック (
.melanitepack)。ライブラリフォルダそのものは開きません - 外部通信
- 最大 2 本 (地図とその場所検索 / 設定で許可したときのリモートの画像・スタイル)。既定では地図タブを開いたときの 1 本のみ
- 技術スタック
- iPhone / iPad: Swift + SwiftUI / OS 同梱の SQLite (FTS5 trigram) / 依存パッケージ 0 個
Android: Kotlin + Jetpack Compose / 同梱の SQLite (FTS5 trigram) / 依存は AndroidX・Kotlin 公式ライブラリ・SQLite と、地図の Google マップのみ (通信部品の混入は試験で検出) - 表示言語
- 日本語 / 英語 (端末の設定に従う)
- アクセシビリティ
- iPhone / iPad: ダークモード・VoiceOver・音声コントロール・視差効果を減らす に対応
Android: ダークテーマと端末の文字サイズに追従。TalkBack / 音声アクセス向けに、ボタンには見えている文字と同じラベルを付けています
よくある質問
- Q. なぜパソコンのライブラリをそのまま使わないの?
- A. 最大の理由は容量です。たとえば数百GBに及ぶ大容量なライブラリを作ることがありますが、これをiPhoneやAndroidのような小容量の端末に入れられる人は少ないと思われるためです。
- Q. Melanite Viewerで使う持ち出しパックにはどういう制限があるの?
- A. 多くのファイルの実体は含まれておらず、サムネイルだけです。Markdown形式のノートについては含まれていますので、元データをそのまま表示できます。
- Q. Markdown形式のノートが含まれているのであれば、他のアプリで編集できる?
- A. ノートは圧縮されて保存されているため、外部のアプリで編集できないようにしています。
- Q. なぜ圧縮しているの?
- A. iCloud、Google Driveなどでの同期にはズレがあるためです。データベースとMarkdownファイルをまとめて圧縮することで、「ファイル一覧に表示されるのに実体が同期されていない」という事態を防いでいます。ただし、サムネイルはまとめていないので、一時的に表示されない場合があります。
- Q. なぜサムネイルはまとめていないの?
- A. サムネイルもまとめて圧縮してしまうと、どれか1ファイルでも変更したときに大容量の圧縮ファイルを再度同期することになってしまうからです。
- Q. どのくらいの容量が必要なの?
- A. 開発者の環境では2万ファイル程度で、持ち出しパックの容量は300MB程度です。これならiCloudやGoogle Driveの無料プランでも十分だという設計です。
更新履歴
- iOS/iPadOS版 v1.3.0
(2026-09-29) -
- スライド表示の追加
- カレンダーからデイリーノートを開く機能の追加
- サムネイルの全画面表示
- リンク系の「N 件を選択」を追加
- iOS/iPadOS版 v1.2.0
(2026-09-16) -
- Scrapbox(Cosense)のような2ホップリンクを追加
- 地図表示に住所や施設名での検索を追加
- 地図表示でまとめて表示しているとき、長押しでまとめて選択できるように
- iOS/iPadOS版 v1.1.0
(2026-09-11) -
- HTMLファイルのプレビュー
- 地図のピンを近いものどうしまとめる
- 開いているアイテムと同じタグのものを探す (詳細画面のタグチップの下にボタン)
- その他、不具合修正
- iOS/iPadOS版 v1.0.0
(2026-09-08) - 初版リリース