同期しない。パックを手で運ぶ。
Viewerはパソコンのライブラリフォルダを直接開きません。本体が書き出した持ち出しパックだけを読みます。 アカウントもサーバーも介さないので、「スマホで見るために、どこかへ預ける」必要がありません。
本体で書き出す
設定タブから、ライブラリを .melanitepack として書き出します。中身はDBのスナップショット・ノート本文・サムネイル。
置き場所を決める
iCloud Drive などの同期フォルダ、あるいはケーブルや AirDrop。一度決めれば、以降は「更新」を押すだけで同じ場所が新しくなります。
Viewerで開く
Melanite Viewerからパックを選ぶと、中身がアプリ内へ展開されます。以降Viewerが読むのは、その複製だけです。
新しくなったら知らせる
元のパックが更新されると「新しい版があります」と出るだけ。取り込み直すかはあなたが決めます。見ている一覧が勝手に入れ替わることはありません。
2回目からは差分だけ。更新で書き直すのは束ねた1ファイルとサムネイルの変更分だけなので、
10万アイテムのライブラリでも数秒で終わります。パックは中身が見えるZIP形式で、
展開すればノートの .md とサムネイルがそのまま出てきます —
Viewer をやめても、中身は取り出せます。
同じ絞り込みを、4つの見せ方で
検索語・タグ・日付の条件はタブをまたいで1つ。切り替えても、絞り込みはそのまま残ります。
グリッド
サムネイル中心のブラウズ。10万アイテムでも仮想スクロールで滑らかに動きます。
リスト
名前・種別・タグ・サイズ・日時の一覧。並び替えは基準と昇順・降順を別々に選べます。
カレンダー
日ごとの件数を月グリッドで。日を選ぶとその日に絞り込みます。週の始まりと土日の色は設定できます。
地図
位置情報のあるアイテムをピンで表示。ピンの色はタググループの色。現在地は使いません。
本体で検索できるものは、ここでも同じ
検索の規則は本体からそのまま移植しています。 「パソコンでは出るのに、スマホでは出ない」を作らないことが設計の条件でした。
全文検索
ノート本文・ファイル名・メモを横断。空白区切りの語はANDで、日本語も形態素解析なしでヒットします。
タグで絞り込む
複数タグは常にAND。タググループごとにまとまり、タグ名で絞り込む入力欄付き。数百のタグがあっても目的のものへ届きます。
ノートを読む
Markdown を整形して表示。ソース表示にも切り替えられます。長いノートは見出しの一覧から飛べます。
リンクとバックリンク
アイテム同士のリンクをたどれます。リンクされた側からの逆引きも表示。タグとリンクを行き来できて初めて、MelaniteのデータをMelaniteらしく読めます。
スマートフィルタとお気に入り
本体で作った条件をそのまま適用。解釈できない条件が1つでもあれば、黙って広い結果を出さずに理由を表示します。
サムネイルと詳細
名前・種別・サイズ・日時・タグ・メモを読み取り専用で。タグを押せば、その条件を足して一覧へ戻ります。
ファイルの実体はパックに入りません。 パックに入るのはノートの本文とサムネイル、そしてDBです。 写真・PDF・動画はサムネイルと詳細で確かめる形になります (数GBのライブラリを丸ごと端末へ持ち込まないための割り切りです)。
できることが少ない、という安心
Viewerは「読むだけ」を機能で我慢するのではなく、そもそも持っていないことで守っています。
書き込む機能がない
取り込み・リネーム・タグ付け・メモ・削除・ノート編集の経路が1つもありません。できるのは、端末に入れたパックの複製を消すことだけです。
アカウントも収集もない
サインアップもログインもなく、あなたを識別するIDを持ちません。解析・テレメトリ・クラッシュレポートの仕組みも入っていません。
依存パッケージが0個
外部ライブラリを1つも使っていません。ZIPの読み取りもSQLiteの呼び出しも自前。「勝手に通信する部品」が入り込む隙間を、構造として持たないためです。
ライブラリに触れない
パソコンのライブラリフォルダを開く経路がありません。読むのは端末上の複製だけなので、元のライブラリがViewerのせいで変わることはありません。
外に出るのは、この2つだけ
どちらもOSの機能が取りに行くもので、Viewerは任意のURLを叩く仕組み (HTTPクライアント) 自体を持っていません。 どちらの場合もパックの中身 — ファイル名・タグ・ノート本文・サムネイル — は送られません。
地図タブを開かず、リモート画像を有効にしなければ、Viewerは一度も外へ出ません。 現在地は使わないので、位置情報の許可を求めることもありません。 詳しくはプライバシーの説明をご覧ください。
仕様
- 対応 OS
- iOS 17 以降 / iPadOS 17 以降
- 必要なもの
- パソコン版 Melanite (パックの書き出し元)。サンプルパックを同梱しているので、本体がなくても中身を試せます
- できること
- 閲覧のみ。書き込み機能はありません (端末上のパックの削除を除く)
- 読み込む形式
- 持ち出しパック (
.melanitepack)。ライブラリフォルダそのものは開きません - 外部通信
- 最大 2 本 (地図タイル / 設定で許可したときのリモート画像)。既定では地図タブを開いたときの 1 本のみ
- 技術スタック
- Swift + SwiftUI / OS 同梱の SQLite (FTS5 trigram) / 依存パッケージ 0 個
- 表示言語
- 日本語 / 英語 (端末の設定に従う)
- アクセシビリティ
- ダークモード・VoiceOver・音声コントロール・視差効果を減らす に対応
よくある質問
- Q. なぜパソコンのライブラリをそのまま使わないの?
- A. 最大の理由は容量です。たとえば数百GBに及ぶ大容量なライブラリを作ることがありますが、これをiPhoneなどに入れられる人は少ないと思われるためです。
- Q. Melanite Viewerで使う持ち出しパックにはどういう制限があるの?
- A. 多くのファイルの実体は含まれておらず、サムネイルだけです。Markdown形式のノートについては含まれていますので、元データをそのまま表示できます。
- Q. Markdown形式のノートが含まれているのであれば、他のアプリで編集できる?
- A. ノートは圧縮されて保存されているため、外部のアプリで編集できないようにしています。
- Q. なぜ圧縮しているの?
- A. iCloudなどでの同期にはズレがあるためです。データベースとMarkdownファイルをまとめて圧縮することで、「ファイル一覧に表示されるのに実体が同期されていない」という事態を防いでいます。ただし、サムネイルはまとめていないので、一時的に表示されない場合があります。
- Q. なぜサムネイルはまとめていないの?
- A. サムネイルもまとめて圧縮してしまうと、どれか1ファイルでも変更したときに大容量の圧縮ファイルを再度同期することになってしまうからです。
- Q. どのくらいの容量が必要なの?
- A. 開発者の環境では2万ファイル程度で、持ち出しパックの容量は300MB程度です。これならiCloudの無料プランでも十分だという設計です。